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ひとはしんだらどこへいくの

行きたくない者 取り残された者 行かざるを得ない者 望む者
皆等しく行くべき時間 行くべき場所へと 誘う者

時に触れる感情をも振り落として

死神は人知れず 今日も仕事をこなしています
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一、小さな夜に
それは深夜のことでした。誰の目にも止まらぬ少年の話。
二、六花は千切られて
ある男女は口を揃えて言いました。「死んだのはわたしです」、と。
三、相対する二色は混じり合う
物の見え方には色々あるけれど、指される私はどちらにも属さない。
四、白 白 白
大仕事は大仕事だけど、俺が思ってた話となんか違う
五、斜めに引かれたアンダーライン
赤く染めて染めて染めて染めて 沈んで
六、たいせつなひと
少年には大切な人がいた。大切な、たいせつな、ずっと一緒にいたいひと。
七、あちらの事情とこちらの事情の話
この世界は広い。例えば、ひとつの視点では決して見切れないほどに。
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表紙


本文サンプル

【B6/58P/600円】
2015年12月6日 「Collage Event Ade4」(C-5/月音)にて発行予定
君と出会う時は 君と別れる時だ