友人を喪った。
守るべきだと信じてきた、大事な市民であり友人だった。
彼は〝裏切り者〟でもあったから、喩え命があったとしても、もう会えなかったのかもしれない。
それでも、生きていて欲しかった。
生きて、償って欲しかった。
UGNの敵となった彼からは味方はいなくなってしまうだろう。
だから自分は味方でいようと決めた。いつまでも友人でいようと、そう決めた。
………決めるまでもなく、それは当たり前の事実なのだが。

村瀬史郎が救おうとした小さな命を、今度は自分も守る手助けをしようと思った。
街の安全を守って、ひとつの命を守りたい。
全ての命を守ることは、いくら警察と言えど無理だということは痛いほど分かっている。
だから痛みは負えるだけ負ってやろうと決めた。
そうして悲しみに溺れて、罪を重ねる人が減るようにと。がむしゃらに今日も走り回っている。

ロイス履歴
・「ちこさん」✔P:慈愛/N:不安：いつも一緒にいる犬。普通のチワワ。
・「この市」✔P:誠意/N:隔意：生まれた時から見守ってもらっている街。
Ｓ「村瀬史郎」✔P:友情/N:隔意：友人。休暇が揃った時に会って息抜きをするような仲。
・「磁戸 南北」✔P:友情/N:不信感：友人。捜査に必要な情報を貰ったり、なんて事の無い犬の話をしたりする。
昇華「大文 冬星」P:執着/✔N:懺悔：少年。すまない。
昇華「比嘉」P:ゆる/✔N:さん：………。言葉にならない。言える言葉が無い。

＊経歴など

刑事三課に所属………していた巡査。１年ほど前に刑事一課に異動となっている。
大卒で採用試験に受かり警察学校へ
交番勤務４年程。この間にまいこさんやちこさんと出会っている。
３年前くらいに刑事三課に配属
１年前くらいに刑事一課に異動。※期間短すぎなのはファンタジー補正で頼む※

きっと誕生日は１月１０日。

藤堂あきらについて

藤堂さん、と呼んでる。
明るく気さくでしっかり者の彼女のことは信頼しているし、どこか似た者同士で気が合う。
刑事になりたての頃からの知り合いで、度々苦労していたところを励まして貰ったり相談に乗って貰ったりした。
一課に異動になってからは共に現場に出ることも増え、すっかり相棒、といった存在になっている。

しかし自分がオーヴァードであること、そもそもレネゲイドのこと、UGNイリーガルとして警察ではない自分がいることは話すことができず、隠しごとがある、という点にはどこか後ろめたさがある。
時々単独で（表向きは別件に駆り出されている形でUGNに呼ばれている）動いた後、気遣われたりするのが嬉しくほっとする反面、申し訳ないな、とほんのり思ったりする。
恋心とかはない。

警察としての職務を全うしている。
UGNイリーガルとして、人々を守っている。
それをただ両立しているだけなのに、どちらにも言えない言葉が溜まっていく。

藤堂あきらのことは尊敬しているし、大事な相棒であることに変わりはない。
これからも信頼して、隣に立ち続けるだろう。
ただ、教えることの出来ない「真実」は、これから先も黙り続けたまま。

どちらの仕事にも本当に本気で取り組んでいるし、舵星市の人々を守る、ということは変わっていないはずなのに、二足のわらじというだけでこんなに苦しむんだなあと思うなどした（PL発言）
居場所がない、とまでは思わないまでも、帰属意識というものが大分揺らいでいる感じがある。それでも「舵星市の市民」という立ち位置だけは揺らいでいないし、そこに固執しているのかもしれない。

ロイス履歴（抜粋）
・「村瀬史郎」✔P:友情/N:悔悟：友人。………それは今も変わらない。
Ｓ「藤堂あきら」✔P:親近感/N:隔意：相棒。まだ仕事に慣れなかった時も明るく助けてくれた。何も言えないのが心苦しい。
・「磁戸 南北」✔P:感謝！！！/N:不信感：友人。ちこさんを救ってくれて本当にありがとう！！！！！（※早とちり）
・「八百枝千弦」✔P:庇護/N:不安：頼りになるのと同時に少し心配で目が離せない
・「“壊れた魔獣”」P:執着/✔N:脅威・恐怖→隔意：オーヴァードである以上、これは警察の領分じゃないからな…

人間性とか

守れないこと、取り返しが付かなくなること、自分がしていることが無意味だと感じることが怖い。
この辺りはおそらく自覚がないので、いざその状態に直面すると恐怖を感じる。
現状、友人を助けることが出来なかった、オーヴァードではない相棒が一瞬で無力になる可能性を痛感した、そういった事態にどことなく恐怖を覚えていそう。

新藤雅彦について

雅彦くん、と呼んでる。
高校生と28歳なので年の差10くらい？「師匠」と呼ばれることは悪い気はしないし、懐かれるのも嬉しい。

３年ほど前、吠慈が道を歩いている目の前をものすごい勢いでリードを付けた犬が走り抜けていった。
慌てて呼び止めたところ、その犬はピタリと足を止め、吠慈に懐いた。
その後を真っ青になった顔で追い掛けてきたのが雅彦だった。危うく彼の飼い犬は道路に飛び出すところだった。
それ以来、犬飼いの先輩！恩人！の意味も込めて「師匠」と呼ばれている。
３年前なので吠慈はオーヴァードに覚醒する少し前。まだお巡りさんの頃。

子供が元気であること、大人を頼ってくれること、という状態そのものを好ましく思っている。
オーヴァードであるということを話すつもりがないし想像したこともないので、後ろめたさはない。

やりたいこと、やれたらいいなのこと

・文化祭ではしゃぎたい
・吠慈も県立高校の卒業生、ということになったのでOB的な話をしたい
　→ 冬星君、雅彦君の先輩に当たる。雅彦君は知ってそう。
・EDが穏やかだったら磁戸さんと居酒屋に飲みに行きたい。
・刑事であることとUGNであることそれぞれに自信を持ちたい（これは最終話までに）
　今は人々を守るっていう気持ちだけで全力疾走してる。